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今回は、クラウドファンディングによる資金調達方法について説明したいと思います。
クラウドファンディングとは?
クラウドファンディングというのは、製品やサービスの開発などのプロジェクトを実現することを目的として、インターネットを介して、不特定多数の人々から資金を集める方法をいいます。
尚、クラウドファンディングには、「寄付型」「投資型」「購入型」の3種類があります。(これ以外の分類の仕方もあるのですが、このブログ記事ではこの3種類の分類の仕方に限定して解説をします。)
寄付型というのは、出資する側は何の見返りも求めず、ただ資金を提供するだけというタイプのクラウドファンディングのことです。
投資型というのは、出資したプロジェクトの成果に応じて、出資者は配当などの金銭的な見返りを受け取るというタイプのクラウドファンディングのことです。
購入型というのは、出資したプロジェクトが実現すれば、出資者は完成した製品やサービスの提供を受けるというタイプのクラウドファンディングのことです。
インターネット社会の現代だからこそ!
このようなクラウドファンディングですが、インターネットを使って、不特定多数の人にプロジェクトのプレゼンテーションをするという点が特徴だといえるでしょう。
実際には、仲介業者に頼んで資金調達をすることにはなりますが、これを仮に、インターネットを使わずにやるとしたなら、出資者を見つけ出すのにかなりの時間と費用がかかることでしょう。現在、クラウドファンディングが利用されているものの多くは少額のものが中心なので、インターネットを利用しなければ採算が採れないものは多いはずです。
そう考えると、まさにインターネット社会の現代だからこそ、実現できた資金調達方法だともいえます。
他にも、クラウドファンディングを利用して製品やサービスの開発をするならば、インターネットを活用し、広く募集をすることになるので、事前に消費者ニーズがあるのかどうかが判明しますし、事前の宣伝活動にもなるというメリットがあります。
しかし、資金調達方法として、クラウドファンディングに全く問題がないというわけではありません。
例えば、多額の資金を調達するのには、投資型によるクラウドファンディングが適しているのですが、日本の場合には「金融商品取引法」による規制を受けることになるので、実際に利用するには、かなりハードルが高くなります。
そのため、多額の資金を調達するのに、クラウドファンディングを利用するのは、かなり難しいと思った方がいいでしょう。
現在、クラウドファンディングが利用されているものの多くは少額のものが中心ですが、それにはこのような事情が影響しているはずです。
けれども、クラウドファンディングはまだまだ新しい資金調達方法ですので、これからも運用され続けていくことで、このような問題点はどんどん改良されていき、それが未来の新しい資金調達方法に繋がっていくのだろうと思います。
次からは、「融資のキホンの応用!」を始めます。
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