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このブログ記事は、2018年6月24日に改題・更新しました。
今回は、PDCAサイクルを回すことが望ましい本当の理由についてお話ししたいと思います。
PDCAサイクルを回すことが望ましい理由!その1
中小企業の経営者であるあなたは、何か新しいことに挑戦する場合に、最初から狙った通りの成果を出すことができるでしょうか?
とても簡単なものなら、それが可能なのかもしれませんが、それなりの難易度のものであるなら、おそらく最初は失敗することの方が多いはずです。
けれども、失敗を恐れていては、新しいことに挑戦することができません。
そこで、PDCAサイクルを回して、トライ&エラー(試行錯誤)することが重要になってきます。
今までPDCAサイクルを回しているつもりになっていたけど、実はPDCAサイクルを回してなんかいなかった?(中小企業経営者のためのPDCAサイクル入門!その2)でも説明しましたが、PDCAサイクルの裏側では、仮説と検証のサイクルが回っており、過去の失敗が将来の成功へと繋がる仕組みになっています。
つまり、PDCAサイクルを回すことで、「ただの失敗」を「成功へと繋がる失敗」に変えられるというわけです。
多くの人間が(私もそうですが……)苦痛を感じるのは「ただの失敗」に対してであり、「成功へと繋がる失敗」に対しては、苦痛よりも、むしろチャレンジ精神を掻き立てられるはずです。
そうであるならば、PDCAサイクルを回すことで、失敗を恐れず挑戦することが可能になります。
PDCAサイクルを回すことが望ましい理由!その2
更に、中小企業が何か新しいことに挑戦しようとする場合にPDCAサイクルを回すことが望ましい別の理由があります。
それは、最初から完璧な計画(Plan)を準備しなくても済むということです。
実は、多くの企業がやってしまう失敗の原因のひとつに、最初から完璧な計画(Plan)を準備しようとして、結局は挑戦する前に挫折してしまうというものがあります。
確かに、後のことを考えると、最初から完璧な計画(Plan)を準備しておきたくなる気持ちは分かります。
けれども、それではいつまで経っても行動を開始することができませんし、挑戦しようとするものによっては、何度か挑戦を繰り返すことでようやく何か糸口のようなものが見えてくることもありますから、そもそも最初から完璧な計画(Plan)を準備しておくことが不可能な場合もあるでしょう。
それに、今日のように企業環境が日々目まぐるしく変化するような時代では、最初に立案した計画(Plan)がいつまでも通用するという保証はどこにもありません。
ですから、最初から完璧を目指すよりも、とりあえず仮の計画(Plan)を実行(Do)してみて、その後に改善(Action)することで、より高い成果が得られるような計画(Plan)にしていくというのが現実的な考え方です。
このように、PDCAサイクルを回すことが望ましい本当の理由は、PDCAサイクルを回さない場合と比べて、「行動をおこしやすくなる!」という点にあるのです。
次回は、PDCAサイクルを回したくなるような計画(Plan)を立案する方法について解説します。
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