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このブログ記事は、2017年7月9日に改題・更新しました。
今回は、高確率で勝者になるための方法について解説してみたいと思います。
スモールビジネスのススメ!
前回の結局、すぐやる人というだけでは、勝者にはなれない!(創業・起業の思考法!その1)では、敗者になることを避け続け、更には、高確率で勝者になるための方法が、企業経営の世界では存在することを予告しましたが、その方法とは、事業を行うことが可能な最小単位の資本で事業を開始するというものです。
今風の言葉でいうのならば、「スモールビジネス」ということになるでしょう。
スモールビジネスに対する明確な定義はないようですが、私がイメージしているのは、
- 株式会社などの法人の形態よりも、個人事業の形態として行うものであり、
- 多額の設備投資が不要で、多額の在庫を持つこともなく、
- 短期的に少数のアルバイトを雇うことはあっても、正社員などはおらず、
- 自己資金だけで賄える範囲内で事業を行っている
というものです。
これならば、無借金経営の状態で始めることができますから、一発で敗者になってしまうような危険な賭けに出る必要もありませんし、不採算な事業に対する見切りもつけやすいでしょう。
もちろん、企業経営というものはダラダラと続けていれば良いというものではありませんが、ビギナーであるあなたにとっては、できるだけ経験を積む機会が必要なのです。
優秀な経営者ほど慎重であるという事実
もしかしたら、この方法は、創業・起業することを考えているあなたからすれば「何と弱腰な……」と映るかも知れません。
しかし、事業の成功確率は、あなたが思うほど高くはありません。
実は、上場企業が行うプロジェクトなども、成功するものはほんのわずかです。
しかも、スポーツ競技なら、敗者になっても勝敗がつけば再び競技に参加する機会が巡ってくるものですが、企業経営の世界では、一度敗者になってしまうと再び企業経営をする機会を与えてくれることはまずありません。
つまり、企業経営の世界において、敗者になるような致命的な失敗は許されないのです。
だからこそ、リスクをなるべく小さくしておくという思考法が正解なのです。
結局、すぐやる人というだけでは、勝者にはなれない!(創業・起業の思考法!その1)で、経営者に最も必要な資質は「行動力」だと述べましたが、それはただ猪突猛進すればいいということではありません。
当然、経営者には「用心深さ」も同時に求められるのです。
少し不謹慎かもしれませんが、企業経営をポーカーなどのゲームに例えるならば、いきなり一発でゲームが終了するような大きな勝負に出ないようにすることが大事だということです。
それは、冷静に場の流れを読み、“ここぞ”という勝機を見出すことがゲームに勝つ秘訣であるということを意味します。
次回は、スタートアップ期には何が最も大事なのか?ということについてお話ししたいと思います。
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